やさしい生活

日曜日の昼下がりみたいな場所にしたい。

カネコアヤノ大阪ワンマン

カネコアヤノが好きなねぐせボウヤです。

飽き性の僕が半年以上聴き続けて、とうとうワンマンの日が来た。こんなに心奪われるアーティストは初めてだから、ライブに行こうと思った。

 

 

平日の朝から早起きして、広島から高速バスに乗り大阪へ。

バスを降りた場所からライブ会場まで、電車で25分、徒歩で50分。

バスでずっとドラマを見ていたため、せっかくだからとカネコアヤノを聴きながら大阪の街並みを味わうことにした。

 

 

来春から東京に行くけど、大阪も悪くないな。

個人経営の飲食店が多くて、1人じゃなかったら、ふらっと寄りたいお店ばかりだ。東京は結局チェーン店ばかりになるからさ、それは寂しい点だよな。

東京に比べてどことなく、広々とした街に愛着を覚えた。それでも歩いてる人少ないな。

 

薄暗くって空模様は怪しいけれど、いい子にしてれば大丈夫な気がしてる。

とカネコアヤノも言ってたし、今は音楽と景色を楽しもう。

 

ライブハウスまで600メートル前で大丈夫じゃないくらいの雨に降られたけど、不思議と嫌な気分じゃなかった。

すこし雨脚が弱まるタイミングを見計らって屋根から飛びだす時は、空と会話しているようで当たり前に傘をささなくて良かったな。

 

ライブハウスパンゲアを探すけど、全く見当たらないし、GoogleMAPに騙されてたみたい。

ライブ前でなかったら怒ってたぞ、GoogleMAP。こういう経路のミスって誰に頼んだらなおせるのかな。なんだかGoogleさんの上で踊らされている気分になって悲しくなった。

 

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物販ってものが初めてだったからどれくらい前に着けばいいのか分からなくて、18時丁度に行ってみると1人だった。意外と誰も来ないんだな、平和的でいいな。

 

薄暗いエントランスに、控えめに置かれたグッズを見てワクワクのウォーミングアップをする。

手足が誇張されて描かれたネコみたいな動物が背中にプリントされたTシャツを購入。

なんだか、むず痒くって今日は着るのよしとこう。なんでもない日に着ることでライブの余韻に浸れるんじゃないかな。

 

19時に開場されて、15人目くらいで入場出来た。早く行った甲斐あったな。

ワンドリンクだったため、焦ってシャンディガフを頼んでみる。1年に1回は飲んでしまうけれど、ビールの苦味とジンジャエールの甘みが絶妙にマッチしなくて苦手なんだ。語感が良いから頼んでしまうのそろそろ卒業しよう。

 

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怪しくミラーボールがまわるフロアに

The Cureの『Friday I'm In Love』が流れる。


The Cure - Friday I'm In Love

 

アバウトタイムで好きだったこの曲が流れて期待ともにテンションはMAXに達する。

 

 

19時30分を少し過ぎて、

裸足のカネコアヤノと本村さん、林さん、Bobさんが登場。

ライブが終わるまでトークを1回挟むだけの怒涛の演奏だったため圧倒されきった。

 

エメラルドの時、緑色。

スイミングの時、水色。

歌詞に対応して色も演出されてたのがとっても印象的だった。

 

新宿にて弾き語りもバンドメンバーも見たことあったけど、バンドメンバーの方が本当に盛り上がるな。

予想以上にお客さんも声出してたし、楽しいライブだった。

恋しい日々の歌詞を一緒に歌ったり、アーケードのなななを一緒に歌ったり、少しずつ文化みたいなのが出来てるんだな。

 

2列目で背高いから、何回も目合った気がしたし、睨みつけられた気もしたし最高だったな。

飾らないで、白目を向きながら音に身を任せて体で感情表現しているカネコアヤノと目が合うと、「お前は本当に飾ってないか?」と問い詰められているようで、びくりとした。

 

恋しい日々とアーケードで祝祭の盛り上がる曲たちで終わったと思えばアコギを持って祝日の弾き語り。

アコギのナチュラルに奏でられる音の緊張感と、カネコアヤノの声に浸れる贅沢さにまたしても気付かされる。

1番思い入れのある曲だし、アルバムにも祝日だけバンドセットではなく弾き語りで入れただけあって、とてもとても丁寧に演奏していて、伝わった。

 

弾き語りとバンドセットは全く違うなと、最後に言葉のないアピールをもらった気がした。

9月にある弾き語りライブツアーをする意味も分かったし、神戸のチケットも購入してしまった。心を震わせてくれる人には、どこまでもついて行かなきゃ。

その時は買ったTシャツ来ていこう。