コーチング?
相談事をしている中で、ふわふわする時がある。
何となくのそれぞれの正論を言って終わる。
これじゃあ、話してないのと一緒じゃないか、とも思う。
相談したあとに、もやもやが拭えない人の顔はやりきれない。
僕も人並みにやりたいことがないっていう悩みを持って
就職活動の中で、1人の青年と会ったんです。
「今日僕と話したあと、どうなっていたいですか」
と言われてハッとした。
大体の大人なんて自分の過去の話を美化して
アドバイスするんだろ、それでもいいや聞かせておくれ。
そのくらいに思っていた僕は身が引き締まった。
相談する側が頭を使って、どうなりたいのかや
そうなるためには何をすればよいのかの手段を考える。
具体的な対策に落としこむ。
文字に起こすと平凡かもしれないけど、
意見を引きだす姿勢によって結果は変わってくると体感した。
悩んでる人は自信をもって意見を言えない人とも思ったから。
潜在的に思ってることだったり、
自信持って人に言えないことだったりを、
スルスルっと引き出してしまう人は魅力的だなと。
具体的には、会話の中でゴールを作ることで、
話を聞いてもらう方にも責任感がうまれた、
ような気がした。
相談する側にゴールがなければ答えは出ないんだと。
そもそもコーチ(Coach)とは馬車を意味し、
人を目的地まで運ぶことを指すらしい。
Teachと違うのは答えを教えるのでなく、相手の答えを導くことだ。
相談されることは誰にでもあると思うけれど
いつも力になれているか不安だった僕にコーチングスキルは
面白そうだと思った。
勉強してみたいと思ったんです。
三冊ほど読んで実行に移すといいよと
青年に言われたので、まずはこの本を注文した。
読んでみたらまた文字に起こそうと思う。